2012年3月21日水曜日

野菜ジュースは意味がない? 野菜ジュースは意味がないってたまに聞きます。なかな...

野菜ジュースは意味がない?

野菜ジュースは意味がないってたまに聞きます。なかなか野菜をサラダにして食べたりしないので野菜ジュースで済ませているのですが具体的にどう意味がないのでしょうか?

野菜の目的はビタミンだったり食物繊維だったりいろいろあると思うんですがどの成分も死んでしまっている?

野菜ソムリエの人教えて!







名古屋市消費生活センターが実施した成分分析(*)で、「一日分の野菜(緑黄色野菜)使用」と表示した野菜ジュースには厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量350グラムを下回る量の栄養素しか含んでいないことが分かっていますので、それだけで充分だと考えるのは間違いということになります。



* 消費生活関連テスト 野菜系飲料 (PDF)

http://www.seikatsu.city.nagoya.jp/test/shibai/yasai.pdf





しかしながら野菜そのものを、充分量食べるのは、日常生活では無理がありますよね。そうした見地からすれば、バランスの取れた野菜ジュースは不足分を補うのに意味があるといえます。








市販の野菜ジュースも

「飲まないよりはまし」です。(笑)



ただ、市販の野菜ジュースは

流通中・保管中の腐敗を防止するため

製造の最後にボトルやパックに詰め込んだあと

ある程度の温度にかける殺菌(レトルト処理)をしています。



この処理の際、熱に弱いビタミン・ミネラル類が壊れて減少してしまうことがあるために

「新鮮な生野菜サラダを食べてるのとは違うんだよ」という話になってくるわけです。

(食物繊維はレトルト処理しても壊れませんが、非水溶性食物繊維はジュースの中に入ってると保存中に沈んでしまい

商品の見た目が非常に悪くなるので、取り除かれてしまってることが多い)



ただ、「見た目の量の割に、重量計測すると実際量はたいしたことがない」ケースの多い生野菜サラダより

ぎゅっと濃縮された状態の野菜ジュースは

「コップ1ぱいでも、野菜サラダに換算するとボウルに山盛りいっぱい以上の量」になるものが多いですよね。

サラダを食べるよりも効率的に大量の野菜を摂取できる、という点で

『レトルト処理で壊れちゃった分は、量でフォローすることがある程度可能』なため

「生野菜も野菜ジュースも取らない状態よりは、野菜ジュースを飲んだほうがはるかにマシ」となるわけです。

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