モンゴルの遊牧民は肉ばっかり食べているようですが、野菜を食べないでビタミン不足にならないのですか?
同じ肉食でも日本人のそれとは大きく異なり
ます。基本的に日本人のようにあれこれ手を
加えません。調理前の生肉はきちんとビタミン
ミネラルを含んでいますが熱を加える(調理す
る)とそれらは壊れてしまいます。従って基本は
生肉を食すかスープのようなものにして食材を
無駄にする事がありません。
また、血液はビタミン、ミネラル、塩分に富む
栄養食品です。アフリカの遊牧民には貴重な
食糧とされています。それに雌の動物からは
乳を取ったりもできますから(乳類の栄養価は
言わずもでしょう)モンゴルでも例外ではないと
思います。
しかし、これらは彼らが子々孫々受け継いでき
た生活から与えられたものですから今の日本人
がすぐそれを真似する事はできませんし、そうい
ったものを含めて『食文化』と言えるものなので
一方的に異端と呼ぶ事もできないでしょう。
年中肉を食ってるイメージがありますが、普段は馬の乳から作った酒「馬乳酒」を主食にしています。
家畜は貴重な財産なので、家畜が寿命などで死んだ時以外は、馬が乳を出さず「馬乳酒」を作れない冬場の期間にしか潰しません。
馬乳酒はビタミンが牛乳より遥かに豊富でビタミンに関しては問題ないそうです。タンパク質や脂質を補う目的で牛乳から作ったチーズやバターも食しています。
そのあたりに生えている草を食べているから大丈夫さ。
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