2012年3月28日水曜日

煮込んだ野菜の栄養価は?

煮込んだ野菜の栄養価は?

野菜をよくドロドロになるまで煮込んだり、スープなどにした場合、ビタミンなどの栄養価はどうなるのでしょうか?



例えば、

・カレーなどで野菜をドロドロにすると食物繊維とミネラルだけが残る気がしますが?

・ラーメンなどのスープの中には野菜のミネラル分くらいしかないのでしょうか?



たしかに熱に強いビタミンもあるようですが、例えばビタミンCは熱に弱いと効きます。



どのように評価して良いのか教えて下さい。







水溶性ビタミンは、確かに全般的にやや熱に弱い性質を持っています。

特に、ビタミンCにその傾向が強くでます。

でも、だからといって加熱したら完全に0になるという訳ではなく、損失してもある程度は残ります。

また、芋などの穀類やにが瓜に含まれる物は、同じビタミンCでも比較的熱による損失が少ないとされていますから、ポテトコロッケやカレーのジャガイモからも、ビタミンCの摂取は可能です。

もちろん、効率的にビタミンCを摂取する為にはこれだけでは不足しますから、生野菜や漬物、果物なども併せて摂取した方がいいでしょう。



しかし一方で、煮込んだ野菜は生野菜より圧倒的に嵩が減るので、一度にたくさん摂取しやすく、消化吸収率も上がるという利点があります。

ですから、g単位の栄養価が少々下がっても、その分たくさん食べられるのだから、トータルで見れば野菜を加熱調理することは、若干の栄養損失という欠点を補って、なお余りある物とも考えられます。

それに、「食物繊維とミネラルぐらいしか」と仰いますが、これってものすごく重要な栄養素ですよ。

ビタミン類に比べて価値が劣るという物では全くなく、それどころか生命維持にとって欠くべからざる存在です。

また、生野菜はたくさん食べ過ぎると体を冷やすので、ほどほどの量に止めた方がいいということも言われています。

ですので、加熱調理した野菜と、生の野菜をうまく組み合わせて、総量としてできるだけたくさんの野菜の摂取することが、健康上とても有益なことだと思います。








水溶性ビタミンなら汁まで全部飲めば問題ないかと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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