2012年3月27日火曜日

βカロチンはビタミンAが2つくっついた構造らしいのですが、酵素で2つに分解されて...

βカロチンはビタミンAが2つくっついた構造らしいのですが、酵素で2つに分解されて、1つのビタミンAしか出来ないそうです。

何故2つ出来ないんですか?

βカロチンのビタミンAとしての体への吸収はある本によればビタミンAの1/3、また別の本によると1/12となっています。どちらが正しいのでしょう?

1/12になると説明している本はまずβカロチンは1/2しかビタミンAにならない、そして腸管からの吸収はビタミンAの1/6しかならない、あわせる1/12になると説明してあります。

しかし、βカロチンが1/2しかビタミンAにならないというのは、βカロチン中の2つのビタミンAのうち一つしかビタミンAとして働けないという意味だと思うのですが、これではβカロチン1つがビタミンAになるのであり、βカロチンがビタミンAと比べて1/2しかビタミンAとして体に吸収されないとは言えないと思うのです。

そしてβカロチンが2つに分かれて1つのビタミンAが出来たとしても、食べたときに元々ビタミンAだった動物性の食品から摂れたビタミンAと植物性のβカロチンから出来たビタミンAは違うものなのでしょうか?βカロチンの吸収がビタミンAの1/3だと書いている本も、腸管からの吸収は1/6だと書いている本も、もともとビタミンAだったビタミンAは動物性で、植物性のβカロチンよりも同じ動物性同士なので動物性由来のビタミンAのほうが吸収率が良いと説明しています。同じビタミンAでも動物・植物性と分かれるのでしょうか?







ビタミンAは、大きく分けて緑黄色野菜などに含まれる「βカロテン」と、動物のレバーなどに含まれる「レチノール」の2種類があります。

また、ビタミンAには、A1とA2がありますが、ビタミンAといえば、一般的にA1のことを指し、βカロテンもレチノールもビタミンA1の仲間です。ビタミンA2は、アユやフナなどの淡水魚の肝臓に含まれ、通常栄養素として取り上げられるのは、ビタミンA1です。



βカロテン…緑黄色野菜に多く含まれ別名、植物性ビタミンA。野菜に含まれているときは、ビタミンAの構造になっておらず、腸で消化吸収されるとき、ビタミンAに変わります。吸収されるときに2つに分かれ、ビタミンAの分子になることによって吸収されやすくなります。吸収率が悪く10~30%しかありませんが、油と一緒に摂ると吸収率がよくなります。

また、カロテンは、βカロテンの他にもα(アルファ)やγ(ガンマ)などのカロテンがあります



レチノール…主に動物のレバーやうなぎの蒲焼きなどに多く含まれるビタミンA。吸収率は約80~90%と高いのですが、摂りすぎると吐き気やめまい、頭痛などの症状(過剰症)がでます。レチノールは小腸から吸収されると、直接肝臓まで運ばれて、そこで貯えられる仕組みになっています。

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