2012年3月21日水曜日

野菜が嫌いです・・・ 野菜の代替となる食品はありませんか? たとえば小豆なん...

野菜が嫌いです・・・



野菜の代替となる食品はありませんか?



たとえば小豆なんかはビタミンや、カリウム、食物繊維、アミノ酸など栄養豊富ですがこういうので栄養をとっていたら野菜は食べなくても良くないですか?







う~ん、残念ながら「野菜」は「野菜」として摂るしかありません。

私たち人間は、動物として雑食です。

肉食の生き物は、動物のカラダを消化・吸収するのに具合のいい仕組みを作ってきた。(例えば、自分のカラダの中でビタミンを合成できます。)

草食の生き物もしかり。(例えば、草を栄養としてタンパク質を作る微生物をお腹の中に持っています。)

それぞれ、違う種の食べ物を食べることはできますが、それが続くとカラダを壊します。

では雑食はどちらの特徴もあるのか…というと、これが逆なのですね。

どちらの仕組みも持ち合わせていないので、まんべんなくいろいろなモノを食べることでなんとか栄養を得ることができる…というところです。



野菜は栄養もさることながら、繊維がとても重要な意味を持っています。

「食物繊維」という要素だけでなく、カサそのものが多いというのが野菜の特徴。

口から入った食べ物は、ほとんどが消化吸収されて原型を残さず排泄されるのですが、野菜は結構“まんま”で出てきます。

これが胃腸を刺激して動きを活発にしたり、消化液の分泌を促したりします。

サプリメントの「食物繊維」では弱い。人工と天然のチカラの差です。



おっしゃる小豆ですが、同じ植物質なので、サプリに頼るよりはよっぽど健康的でカラダも嬉しいでしょう。

でも、野菜のように小豆を摂るというのは難しそうです。

“野菜の代替”なので、アンコは論外。野菜のような量を食べられるレシピを毎日工夫しなくてはなりません。(それ自体ワタシにはできません;;;)

さらに、豆というのはそれ自体次代のための栄養カプセルなので、大量のカロリーを持っています。

例えば“甘い”お野菜の代表、ニンジンと比べてみても、同重量あたりで3.5倍のカロリーがあるのです。

(100グラムあたりのカロリーはゆであずき143kcal、ゆでニンジン39kcal。)

その分、主食を減らすと主食で摂るべき要素が足りなくなってしまいますね。

カサが足りない分、お腹の“持ち”も悪くなるので余計に食べてしまう恐れがあります。



果物を野菜の代わりに…という野菜ギライの人がいますが、これも糖分の塊なので芳しくありません。

ですが、何でも「すべてこうじゃなきゃダメ!」というものではありません。

人間のカラダは結構余裕があるので、無ければ無いなりにがんばってくれます。

でも、無理が利くのは若いウチだけ。歳を取るに従って不具合が出やすくなりますので、何とかちょっとでも工夫して、“雑食”を実践していってくださいませ。



例えば、野菜チップなんかはどうですか?

売っているのでもいいし、自分でお野菜なんでもスライサーで薄く切って、油で揚げたりオーブントースターでカリッと焼いて、塩パラリで食べると青臭さがなくて食べられると思います。

何とか、がんばってみてください。

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