2012年3月13日火曜日

野菜の食べ方 料理をしていてふと思ったのですが、野菜って熱を加えたらビタミンや...

野菜の食べ方

料理をしていてふと思ったのですが、野菜って熱を加えたらビタミンや酵素がなくなってしまいますよね?


今まで炒めたり鍋で食べてましたが熱を加えたら野菜って食物繊維しか残りませんか?

野菜の栄養をとろうと思ったら生野菜が一番よいのでしょうか?







違います。

笑っちゃう位違います。

泣きそうな位違います。



熱を加えないと、中の栄養が人間に摂取し易いようにならないから火を通すんです。

野菜に限らず、調理するのは、そうすると素材の栄養素がよりたくさん吸収出来るからです。

調理とは、もともと、おいしくする為ではなくて、

素材の栄養素をよりたくさん逃さず吸収出来る方法です。



煮すぎれば当然クズになりますが、

柔らかくしないと消化吸収せずウンチに出て行きます。

だから洋の東西を問わず、大抵、煮ます。

煮て汁ごと食べます。





野菜ごとに、人間の内臓が栄養を取り易い調理の仕方があります。

ニンジン、ナスなら、煮るより、油で炒めて、その油ごと摂取する方が、野菜の栄養が摂取し易い。

また、煮てもアクが出る場合、伝統的な調理法で、吹きこぼしておくほうがいい、とされてるものには、

煮て最初に出るアクは

体に害で、それを摂取しないよう煮て取り出して流してしまう、というのもあります。

ほうれん草など。



和食で野菜ごとの下ごしらえはこう、とか書かれている本やらありますが、

実は全部理由があります。



生が実は一番良かったなら、調理なんてしないので。

サラダは、アメリカの発明した食べ物です。しかも店舗用。

昔、野菜に虫や病原虫がついてるのが当たり前の時代に、西洋も日本も中国もインドも、

他の多少歴史ある国は、生はほとんど食べなかった。食べたのは香草だけです。





ヨーロッパの野菜の食べ方は、寒い地域で根菜やらメインで、

シチューやらポトフやらです。暖炉でぐつぐつ。煮物です。

ハーブも煮ました。そのまま生で食べるのは例外。

中華料理の野菜は、基本油通しして、そっからどうするか?です。発想は同じ。

シャンツァイ(香菜)の類も西洋同様。

インドはカレー。これは煮物です。生の野菜はまず無いです。ハーブ類も全部乾燥して使う。



日本も同じです。

煮物。おひたしやら。青ネギやらシソやら、ハーブもん以外は、火を通して食べます。



追伸:

わたしの料理の師匠に言わせると、

最近の野菜はアクやら少なくなったが、

逆に薬やら系の毒素があるので、

煮て汁ごとよりは、

蒸して食べた方がよりよい、らしいです。

昔は蒸す作業に手間がかかるので、煮てたが、

最近は電子レンジやら蒸す機械があるので、

そっちの方がいい、という事でした。



勉強になりました。

いいきっかけを与えて頂きました。








ゆでることでビタミン等が流れ出すので、温野菜の場合は蒸すと良いでしょう。ほうれん草などは、さっと洗って、その水分を残したままラップに包んでレンジで加熱すると、ゆでるより栄養素が逃げません。







炒めるより茹でた方が栄養は逃げていきますが、

食物繊維だけしか残らないという事はないでしょうね。

やはり野菜の栄養をそのまま摂取するのならば生野菜が一番です。

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